EXPERIENCE
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美食大国スペインの中でもマドリードでは様々な料理を楽しむことができます。特に、豆料理「コシード」、牛の腸の煮込み「マドリード風カジョス」が有名です。またスペインでは「バル」を想像をする方も多いのではないでしょうか。バルは昼から夜遅くまで営業していて、地元の人の憩いの場として賑わいます。マドリードには地元の人も集まる「カバ・バハ通り」のようなバル通りもあるので、マドリードを訪れた際には、タペオ(バルをはしごするという意味)に挑戦してみてはいかがでしょうか。
スペインを代表する食べ物「パエリア」。バレンシアの郷土料理で、スペイン全土で食べられています。日本ではイカ、エビ、ムール貝などのシーフードを使ったパエリアが人気ですが、スペインでは鶏肉、ウサギの肉、インゲン豆やそら豆、イカ墨のパエリアなど地方や家庭によって様々な種類があります。マドリードでは水分を飛ばしすぎず、鍋底におこげを作るのが一般的です。
マドリード州には約8,000ヘクタールのぶどう畑がありワインを生産しています。マドリード産のワインは国内外で数々の受賞歴を誇り、その中でもサン・マルティン・デ・バルデイグレシアス、ナバルカルネロ、アルガンダの3地区はマドリードワインとして原産地呼称に指定されています。主に赤ワインはテンプラニーリョ、ガルナチャ・ティンタ種、白ワインはマルバール、アルビーリョ・レアル種で作られています。
マドリードの郷土料理カジョス。寒いマドリードの冬には欠かせない料理です。カジョスは牛胃袋(ハチノス)、豚足、にんにく、玉ねぎ、人参、チョリソーなどを煮込んで作られます。味の決め手となるのがピメントンと呼ばれるスモークパプリカです。スペイン産のピメントンは香り豊かで、煮込み料理に入れれば旨味を引き出す万能調味料です。