EXPERIENCE
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スペインの首都マドリードは、プラド美術館や王宮など世界的に有名な観光都市として有名ですが、更に足をのばしたマドリード州全体に目を向けてください。3つの世界遺産や数多くの歴史的スポット、「スペインの最も美しい村」に選出された村々、そして自然豊かな丘陵地帯と、観光客を魅了する要素がたっぷりと詰まっています。ここでは首都マドリードだけでなく、マドリード州の見どころを全部まとめて紹介します。
マドリード王宮は、スペイン国王が1931年まで住んでいた豪華絢爛な宮殿です。ヨーロッパ最大の敷地面積を誇り、バッキンガム宮殿やベルサイユ宮殿の2倍の大きさがあります。1734年のクリスマスに火災で全焼してしまいましたが、フェリペ5世が同じ敷地に再建を命じ、1764年に完成しました。宮殿のハイライトは、建設当時の装飾が保たれている「王座の間」。ティエポロ作の天井画がきれいに描かれています。
サンティアゴ・ベルナベウは、言わずと知れたスペインのプロサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」に所属するレアル・マドリードのサッカー専用ホームスタジアムです。収容人数は、81,000人と世界最大級の収容人数を誇るサッカー専用スタジアムです。サッカー観戦の他、サンティアゴ・ベルナベウではスタジアム見学ツアーを行っており、選手のロッカールーム、ピッチへとつながる「プレイヤーズトンネル」、そしてピッチの上まで見学することができます。
マドリードの三大美術館の1つ「ティッセン=ボルネミッサ美術館」は、ギルランダイオからピカソまで幅広い年代の名画を見ることができます。1920年代よりドイツのハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵とその息子が2代にわたり買い集めた作品を展示していた美術館でしたが、1993年にスペイン政府が買い取り現在の国立美術館となりました。1,000点以上の作品が展示されており、主なコレクションはゴッホの『オーヴェル近郊ヴェセノの眺め』、ドメニコ・ギルランダイオ『ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像』など。