マヨール広場に立ち、360度ぐるっと見渡すと建物に囲まれた大きな広場に圧倒されます。かつては闘牛や公開処刑などが行われていたというこの広場は現在はショップやカフェが並び、観光客だけではなく地元の人も集う平和な憩いの場となっています。中心に建つ騎馬像はフェリペ3世。慶長遣欧使節の支倉常長が謁見した王様です。マヨール広場はマドリードに宮廷を移したフェリペ2世がかつてこの地にあったアラバル広場の刷新を命じ、フェリペ3世の時代であった1617年に建築が始まりました。広場には9つもの門があり、その中で一番有名なのが階段のあるクチリェロス(刃物職人)の門です。広場を囲む建物の中でひときわ目を引く壁画で飾られた美しい建物はカサ・デ・ラ・パナデリア(パン屋の家)です。現在はマドリード観光インフォメーションセンターが入っています。
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