マドリードでは欠かせない郷土料理「コシード・マドリレーニョ」とは

マドリードの郷土料理として地元で愛されている「コシード・マドリレーニョ」。コシードとは、スペインの伝統的な煮込み料理で、スペイン各地にコシード料理がありますが、コシード・マドリレーニョと言われるほどマドリードでは馴染み深く、家庭料理でもよく食べられています。コシードの作り方は、大きな鍋にヒヨコ豆、チョリソー、生ハム、鶏肉、野菜などを入れて長時間コトコト煮込みます。

マドリードで有名なコシードのお店と言えばLhardy（ラルディ）です。1839年に創業したラルディはマドリード最初にできた高級レストランで、180年近く続く老舗です。ここのお店の名物は何と言ってもコシード。コシードを注文すると、１品目に出てくるのは、フィデオと言われる細い麺が入っている前菜のスープです。その後、メインにお目当てのコシードが登場。ラルディのコシードは柔らかいお肉や野菜にトマトベースのソースをつけて食べるのが特徴です。マドリードにお越しの際は是非味わってみてください。