旅行の醍醐味といえば観光や風景などもありますが、グルメが楽しみという人も多いのではないでしょうか。旅行先の土地ならではのものを味わえるのが魅力ですが、自分自身で料理をする体験は一生の思い出になるかもしれません。この記事では、本場でスペインの家庭料理タパスを作る体験ができるツアーをご紹介します。
タパスってどんな料理?
タパスは特定の料理の名称ではなく、日本の小皿料理のようなものです。スペイン語で「蓋」を意味する「タパ」が語源との説があります。タパスは主に冷菜・温菜と乾きものがあります。具体的には、冷菜はサラダやマリネなどの冷たいもの、温菜はアヒージョや揚げ物など、乾きものはチーズや生ハムなどのおつまみ系が挙げられます。似たような料理として、ピンチョスも有名ですが、ピンチョスは小さなパンに様々な具材を乗せてつまようじや串で刺してあるのが特徴です。
スペインで好まれるタパスの種類とは?
①スペイン風オムレツ「トルティージャ」
スペインの家庭で良く作られているのが、トルティージャと呼ばれるスペイン風オムレツです。オムレツの中に入れる具材は家庭によって様々ですが、一般的に卵、じゃがいも、玉ねぎ、にんにくとオリーブオイルを使います。一見簡単そうに見えますが、卵と一緒に具材を混ぜて焼く前に、じゃがいもをたっぷりの油で煮込むため、実は思っている以上に手の込んだ料理です。また、スペインではトルティージャをパンの上に乗せたり、バケットにはさんだりして食べるのも一般的です。
②オリーブオイルでカラッと揚げる小さなコロッケ「クロケタス」
クロケタスは、小さなスペイン風コロッケのこと。中身はペシャメルソースをベースに、生ハム、タラ、エビ、カニ、じゃがいもなどの種類が一般的に食べられています。クロケタスのポイントは、たっぷりのオリーブオイルでカラッとあげること。オリーブオイルで揚げることで衣がサクサクになり、サラダ油よりコレステロール値が低いので健康にも一役買っています。
③日本のしし唐によく似た小ぶりのピーマン料理「ピミエントス・デ・パドロン」
スペインでは、日本のしし唐に似た小ぶりのピーマン「ピミエントス・デ・パドロン」という野菜があります。スペインバルの定番メニューですが、その作り方は至ってシンプル。ヘタを取ったピミエントス・デ・パドロンを油揚げて、岩塩を振って食べるのが最もポピュラーな食べ方。なかには辛いものも含まれているので、注意しながら食べることをお勧めします!!
タパス体験ツアーとは?
タパス体験ツアーでは、スペイン人の一般家庭を訪問して家庭で食べられているタパス作りを体験します。どのような種類のタパスを作るかは、その時のお楽しみ!また、自分で作ったタパスはその場でランチとして召し上がっていただけます。ランチのあとは、コーヒーを飲みながらスペインの生活について知りたいことを色々と質問してみましょう。ツアーは約2時間程度のツアーで、お昼前からのスタートとなります。
マドリードで現地の味タパスを味わおう!
この記事では、スペインの料理や食事、タパス体験ツアーについてご紹介しました。観光を楽しむだけではなく、現地の方と交流をしながら体験をすることで、よりスペインという国に興味が湧くはずです。日本に帰国後、家族や友人に本場のタパスを披露してみてはいかがでしょか。